今月の動画はこちらです。
どんなことでも「コツ」というものがありますが、当然、「草刈機」にもコツがあります。
原理を知ってモノを使うのと、全く知らないでモノを使うのとでは雲泥の差がありますよね。スタッフのキヨさんが草刈機のエンジンの掛け方を伝授しているところです。
日々学びですね。
ということで2024年に入り、グリーンプロジェクトは、これまでと少し方向性を変えた活動を進めています。
プリマヴェーラではこれまでに何度か畑を利用してイベントを行ってきました。
プリマヴェーラのジュニアスクールと同じグループのクラシックバレエ教室の「タエバレエスタジオ」の生徒さんたちも参加する「日帰り合宿」や、放課後子ども教室の指導者や、トップチームの選手たちの親睦会など、ことあるごとにチームの畑でイベントを開催してきました。
そのイベントの時に毎回悩むのが「雑草が伸びている恐怖」
イベントの準備をする際に、最初にしなければならない作業が「草を刈る」なのです。
イベント当日の数十分は結構なタイムロスです。
その悩みを解決するため、現在、畑のレイアウトを変更し、より準備しやすい畑に変化させていきたい。
最終的な目標はグランピングのような贅沢感のある場所にすることです。先は長いかもしれませんが、不可能ではないと思っています。
農地でありながら農地として使うことができずに荒れ果てている「耕作放棄地」や、住む人も管理する人もいなくなってしまった「空き家」など、高齢化に限らず日本が抱える問題が「目に見える形」で存在しています。
農村に通うようになってから、そのことを身近に感じることが多くなりました。
私たちが生活できる基本には「食」があり、その食は「土」がなければ成り立ちません。
そして多くの人にとって土は「汚いもの」としかみられていないように感じます。
しかし土は多種多様な「宝」のありかでもあります。
食用の家畜もその多くは土に生える草を食べます。陶器など、食事をするときに必要な「お皿」のいくつかも、土からできます。
土の中に膨大な数が存在している菌などの「微生物」が活動していることで、これらの人間にとって必要不可欠なものが作られます。
それほどまでに「土」は大事です。
特に農業は国の政策が大きく左右する分野でもあるので、政治がより良心的にならなければ、農業も破壊されてしまいます。
国内自給率が低いということは、国外から食料を得るしかないということで、それは同時に「自分たちで作物を作る能力がない」ということを意味します。
このような現実を知って、私たち一人ひとりがより農業に関心を持って欲しいという思いもあります。それは私たちの生活にとても密接に関わっているのだと。
私自身、食品業界の現状を知るにつれ、自分が食べるもの、買うものを「選ぶ」という行為が、「どの企業や団体を生き残らせるか」ということに直結しているということに思い至ったことがありました。
スーパーでは地元の農家さんの作物の販売コーナーがあります。すぐその横には遠い北海道から来た「ジャガイモ」が売られたりしています。
この活動をする中で驚いたことがあります。
作物は「収穫してすぐが一番美味しい」ということでした。
たまに農家さんから頂いた作物を、プリマヴェーラグループの方達に食べてもらう機会がありますが、誰もが口を揃えて、「なんかすごく美味しい」とおっしゃいます。そして、当然のように、農家さんはそのことを知っておられました。
これはお世辞でもなんでもなく本当に「美味しい」のだと、今確信を持っています。
これは科学的にも事実です。
自分の家の近くで収穫してすぐに食べる「ジャガイモ」は、北海道から送られてくる「ジャガイモ」とは比べ物にならないほどに美味しいのです。
近くで栽培されたものを、近くの人たちが食べるということはそんなに難しいことなのでしょうか?
決して難しいことではないはずですが、それを阻害することが多々あることも事実です。
これからはもっと科学的に、理知的に物事を考える時代になっていくはずです。
そうすれば、遠くから作物を運ぶことの負の側面がもっと考慮され、より良い方法で私たちは食事を楽しむことができると思います。
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