今回は、12月7日に訪れた畑の様子です。
ここのところ秦野の畑では、駐車場、花壇の整備、そして、ニンニク栽培を進めています。駐車場は穴あきマルチを試験的にやってみましたが、諸々問題はかいけつできていません。もうしばらく試行錯誤が続きそうです。2月くらいまでには結論を出したいところです。
この時期は、畑近くの紅葉も終わり、すっかり冬景色ですが、やることはたくさんあります。
特にここに来て、雑草と言う存在について改めて考えさせられたり、前例のないことをすることがいかに困難なことなのかと言うことに今更ながら気づいた次第です。
ということで、まずはニンニク栽培からです。
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にんにく栽培:整地→植え付け(定植)→”若葉二号”希釈液の水やり
前回、畑に訪れた時に、ざっくりと耕して、”若葉二号”を散布しておいたニンニクの圃場。
前日までは、常識通りに高く畝を作ってマルチを敷く栽培を考えていましたが、畝を作るのをやめて、平らなところにマルチを敷く方法をためしてみることにしました。
これは、黒マルチをめいいっぱい広げて使用することで、周辺の雑草を少なくする意図があります。
一月に一度という管理では、雑草と格闘する時間を減らすことが肝だということに気づいた3年目だったので、4年目からは黒マルチと除草シートを使った畑の管理を中心にしていく予定です。
水やりはキラ農法で使われる炭素希釈液”若葉二号”を希釈したものを散布しました。希釈倍率は露地栽培のため適当です。
露地栽培の場合雨が降ることや、地下からの水があるので、土壌が自然に調節するということを考慮しているからです。これは、本家の神谷さんのお弟子さんのブログで知った知識です。
これも実践して確かめて行きます。
球根類の花壇を除草シートでレイアウト
花壇の球根類の植え付けを進めていますが、今回は、前回簡易的に張っていた穴あき黒マルチを剥がして、一度整地。
その後、除草シートを貼りましたが、時間が足りなくなり、球根を植える場所に穴を開けるところまでで終わりとなりました。
ちなみに私たちが使っている除草シートは最安値のもので、最も薄く作られています。この除草シートにどれくらの耐久性があるのか?というところも気になるところですので、ここでお伝えしていこうと思います。
ちなみに、業務用にありがちですが、大量に購入することで単価が下がっていきます。10mの除草シートを買うより、50mの除草シートを買うことで三分の一ほどの値段で購入することができました。
次回は、いよいよ植え付けです。予定では、12月にもう一度訪れます。
動画では、花壇エリアのシート張り替えから、整地、除草シートの張り付けと、穴あけまでの様子を一部始終記録しました。
ニンニクの栽培の植え付けの様子もご覧いただけます。
農家さんからいただいたもの
大根、ほうれん草、ネギ、人参、水菜、ブロッコリー、キャベツ、白菜。
この時期の秦野では、多くの作物が収穫を迎えているようです。たくさんいただくことができました。
これまでやったことのないことをすることの苦しみと悟り。取り去り難い自分の間違った考え
以前も書いたかもしれませんが、人間はどこまでも憶測を誤る存在だと痛感します。そして、それは、間違った考えから生じているのに、自分の頑固な部分はなかなか変えられないものです。
特に、初めてのことが多い場合、そして、過去のデータがあまりにも少ない場合は、予測に対して結果が大きくぶれることになります。
人間の能力を見積もることと、思いもよらないことが起きるということは、うまく測ることはできないものです。
しかし、それでもある程度の予測をしておくことを怠るわけにはいかないものです。
今回の例で言えば、全く忘れていたことに時間を取られることになり、当然予定より時間がなくなることはわかっていましたが、その時にどこを削って、最低限どこを進めるべきか?という部分が自分の中では読みきれていませんでした。
特に「時間がない!」と自分を追い込めば追い込むほど、物事はうまく行かないということは十分にわかっているはずですが、欲をかいてしまうことで、結果としてコントロール不能になります。
人間の限界を見極めることは確かに難しいですが、しかし、これも経験を通して修正を繰り返していくことで精度を上げていく他ないと割り切って、なんどもチャレンジをします。
データが揃ってないのに、うまく予測できるわけがないのです。だから、とにかくデータを集めるほかありません。自分の経験と他社の経験を使って。
それでも、そうすることを許される環境にいることに感謝して、私たちグリーンプロジェクトにできる最大限のことを試行錯誤の中で生み出していければと思います。
なんども言っていることですが、我々はプロの農家ではありませんし、農家を目指して畑を耕しているわけではありません。
なぜ農業はここまで閉鎖的になってしまっているのか?という素朴な疑問や、耕作放棄地の行く先に明るい未来を誰もが提示できないでいる今の現状を、全くのど素人がなんとかできないか?と、絶えず希望の方を向いて活動することをただ一つの取り柄として行なっているだけです。
技術も知識も経験もほぼゼロから作り上げていくということをできることは、本当にありがたいことです。
どこまでいけるかわかりませんし、もし明日畑を耕せなくなっても、他の方法で、自然を身近に感じる活動はしていくつもりです。
とにかく、私たちがこの世の原理がわからなくなってしまったのは、ひとえに私たち人類の怠惰さから来ているのは確かです。
視野の狭い考えしか持てない人類が、真実を求めることを諦めた時から、モノに溢れているのにどこまでも貧相な文明が出来上がってしまったことは、消すことのできない事実です。
これは私たち一人一人が、猛反省して解決していかなければならないものだと思います。
この自然を作った創造主への感謝を忘れた私たちが陥った深い溝から這い上がるのは、これまでの倍以上の苦しみを味わうのは仕方がないことです。
苦しみながらも、喜びの中で生きる方法をここで提示していけるように、この活動を続けています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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