ここではニンニク栽培について、家庭菜園のレベルで最も簡単にやるには何が必要か?という問いかけを元にその記録をしています。基本的には、ネットで調べられる範囲で栽培の年間スケジュールを作ります。
その中で実際に感じたこと、出来事、言われていることと違うことなどを”実際の年間スケジュール”として、この記事にまとめる予定です。
そこでまずは栽培を大きく3つの時期に分けることにします。
- 土作りから植え付けまで<幼年期>
- 植え付けから栽培管理、収穫まで<壮年期>
- 収穫後や保存方法まで<晩年>
という三つの段階(フェイズ)で考えていきます。
幼年期は”土の状態を整え、タネを蒔いたり、苗を植えたりするところまで”とします。その作物が土に入ったところを区切りとします。
壮年期は”作物が土壌に入り発芽してから収穫されるまで”となります。
晩年は”収穫後のことで、種取りなどをはじめ来年に向けての保存や管理”のことです。
そしてまた土つくりへ・・・というサイクルを記録していきます。
ということで、今回はニンニクです。
見出し
ニンニクの特徴・ポイント・栽培年間スケジュール【栽培歴】を理解する
ニンニクは根の部分を地中に植え、その根の周りに新たな根が増えることでそれを食用としています。
地中で育つ作物は他にもジャガイモなどもありますが、ニンニクの場合、この植え付けるものを正確には「鱗茎」といいます。が、ここではあまり重要ではないので詳細は省き、植え付けてそこから芽が出るということから”タネ”と呼ぶことにします。
ニンニクは収穫時期が初夏となり、夏の間タネが休眠に入るという特徴の作物で、秋に植え付けます。
ポイントは、本格的な冬が来る前に地上部を十分に生育させること。
そして、寒さを感じることで食用部が肥大化するので、外気に触れる所に置くこと。
ニンニクの収穫は初夏。夏に休眠。秋が始まり。
保存〜土の準備<幼年期>
”収穫した塊をそのままの状態”で保存し、そこからタネを取り分けて、一片ずつ植え付けます。
<保存状態の画像>
植え付けの際のポイントは高温期に休眠するということから、夏のうちには土を準備することでしょうか。
そのほかは箇条書きで以下になります。
- 土の深さは15cm以上
- タネを植え付けてその周りに6~10個の塊になる
- 苗の間隔は15cm~20cmほど
- 酸性アルカリ値はph6.0~6.5
このフェイズの栽培の様子は以下の記事にまとめています。
◯【土つくり〜植え付け】ニンニクをキラ農法”若葉の里2号”で栽培。竹炭、コーヒー粕、発酵堆肥の実験<幼年期>|栽培記録【家庭菜園編】
植え付け〜栽培管理<壮年期>
芽が出てからの間引き。3月頃と5月以降に追肥。
5月に花芽の剪定があり、その後は収穫まで隔週で追肥。
このフェイズの栽培の様子は以下の記事にまとめています。
◯【管理〜収穫】ニンニクをキラ農法”若葉の里2号”を基本に竹炭やコーヒー粕、ダイソーの発酵堆肥で栽培<壮年期>|栽培記録【家庭菜園編】
収穫とその後<晩年>
収穫の目安は以下の3点
- 外側の葉っぱ3枚が枯れる。
- 地上部の葉の8割が枯れる。
- 葉が黄色=休眠に入ったサイン
<収穫直前の画像>
一般的な栽培例と実際の出来事【実際の年間スケジュール】
8月:圃場準備→堆肥散布&耕起
9月:肥料散布→土起こし→マルチ張り
10月:植え付け
11月:不良苗を植え替え
12月1月2月:特になし
3月:追肥→除草→追肥
4月:点検・除草
5月:追肥→花芽の剪定 *ニンニク芽として料理可能。花芽が出てきたら隔週で施肥→肥大化につながる*あげすぎると葉が黒ずむ。
6月:収穫打ち合わせ→追肥→総点検 *外側の葉っぱ3枚が枯れるのが目安。地上部の葉の8割が枯れたら収穫。葉が黄色で収穫=休眠に入ったサイン。
7月:収穫→掘り起こしたまま乾燥させて保存可能 *晴天が2〜3日地続いた日がベスト。
<参考サイト>
◯株式会社 東商 「 2008.09.03 ニンニクの容器栽培」
実践動画と栽培記録の紹介
以上の方針で栽培した記録を動画と記事でご紹介しています。
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