久しぶりの更新となりました。
期待して待っていてくれた方ありがとうございます。
きっと今後もこんな風な更新になると思われますので、気長に構えていただければともいます。
これまでの期間、色々とありました。
実は畑にはしばらく行っていません。今年のグリーンプロジェクトを一言で振り返ると「挫折」だと思っています。
かと言って、別段落ち込んでいるわけではありませんが、畑に行く予定の日に、雨が降るというのが、1,2年目にはあまりなかったのですが、3年目にして、自然界から「君たち甘いよ」とことごとく厳しい裁きをくだされた年でした。(気づけば年の瀬なので今年を振り返りつつ)
そもそも月に2度通うのが精一杯なのが現状のグリーンプロジェクトです。
そして、そんな中、こういう活動をしているとやはり多くの方から「野菜はどう?」なんて聞かれることが多いのです。
周りの人からそう言われて気づいたのですが、我々は農家さんではないんです。
それはどういう意味かというと、いい意味でも悪い意味でも素人なんです。グリーンプロジェクトはコンクリートジャングルに暮らす私達が、忘れてしまいそうな「自然界とのつながり」をもっと身近にしたい。という願いがあります。
それは、直接畑に行くことや野菜を作ることだけではないんです。
方法はどうであれ「自然界とのつながり」を身近に感じる何かをしたいのです。
今の自分からもっと成長したいと望む自分と「何かしらの限界」に薄々気づいている自分がいて、もがいていた時期に「自然とのつながり」の大切さに気づいたのが、そもそもの始まりです。
そして、現代のリアルな生活者として、自分を取り巻く社会問題に疑問だらけで、この世界ではどうしようもないな・・・というのがずっと心の片隅にありました。
貧乏暇なしと言ったもので、働けど働けど一向に成長してるようには思えませんでした。
それはきっと私が思っていた成長と今の時代の成長との間に、食い違いがあったからなのだと気づいたのはつい最近です。
たとえば、螺旋(らせん)をもう一段階に上がろうとすると、前に進むのではなくて、後ろに戻っているように見えますが、実際には、螺旋はいまよりも確実に上がっていく。[出典]
この言葉のように、成長は螺旋階段のように、上昇していくものですが、私はずっと一直線に上に上がっていくのが、成長だと思っていました。
だから、成長してるのか、してないのか、釈然としない状況にうんざりしていました。そしてその成長がずっとずっとゆっくりなものだということも、忘れていたほどです。
この世界で成功するには、地味なことを一つ一つ積み上げていくしかないということと、そのスピードは、植物や子供が成長するように、毎日みてるとはっきりとわからないけど、久しぶりに見ると驚くほど成長しているという類のものが「自然」なんだと言うことなんです。
30歳過ぎてくるとある程度自分のことがわかってきて、身の丈を知るようにできてるようなんです。
だから、グリーンプロジェクトは農家ではないということを今一度自分に言い聞かせるという意味でも、ここにこうしてはっきりと書いておこうと思ったんです。
閉塞感の解決のいとぐち
そして、私達を取り巻く環境はほとんど絶望的に見えます。仕事の問題、食の問題、格差の問題、環境の問題、原発の問題・・・
圧倒的な格差はどうしようもなく、若者が起業するチャンスすら、ある条件を満たさないとできないような現状です。
でも、世の中にはアンテナが敏感な人もいるもので、そんな八方塞がりの今からうまく逃げ出す人もちらほら出てきています。
特に、UターンやIターンと言われる、地方への移住はその答えの一つだと思います。
都心で月10万円のマンションやアパートに住むより、月に3万の一軒家のある地方に移住する。
これは物欲のない人には最適な方法だと思います。携帯代金と家賃と洋服と交通費を稼ぐために仕事に行っているような生活。そこにはそこの楽しさがあるのですが、私は今ひとつ違和感があります。
「地方で、お金の回る量が少ない生活でも十分に人は幸福になれる」と思うのです。
それはあり意味では、引きこもりやドロップアウトをさっさとしたほうがいいよ。ということなんです。だから、世間体とか気にせずに、いろんなことに挑戦すべきなんですね。
最近、北海道で農業をしている友人に7年ぶりくらいに会ったので、特にその思いを強くしまというのもありますが、人間一人一人、違った個性があって、その個性を一番生かせる環境を選択することも、成長のためには欠かせないと思います。
まとめ
ここで文章を書こうとすると、言いたいことが溢れてきて、いつも何を書いてるか途中からよくわからなくなるのですが、
成長には「戻ること」も含まれてることや、自分の気質にあった環境に自分を置くことの大切さみたいなことを書かせていただきました。
最後までお読み頂きありがとうございます。
オーガニックグリーンスーパーバイザー タカハシ
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