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無添加でアレルギー発症。天然由来 自然栽培系食品の罠。|Garden Dairy

鈴鹿医療科学大学 副学長の長村洋一のことを知り、自分の常識が変わりました。

参考資料:スライドPDF

講演内容:文字起こしPDF

薬や食品の摂取には、どれくらい体内に入っているのかという「量」の概念が必要だと、気づかされました。

一時期、自然食品を積極的に取り入れていた時期があり、その時に色々と勉強をしたので、食品の毒性に関してはそれなりに知識を持っていると考えていましたが、それら自然食品系の講演会や教材などで一切出てこなかった衝撃の事実を知ることになりました。

結論から言えば「無添加は危険」ということです。ちょっとややこしいですが、長村洋一の資料を解説する形でここの書き残しておきます。

食品添加物や化学調味料が危険だということは、ほとんどの人の中では常識となっていることでしょう。そしてそれらを「派閥」として分けるとすれば「人工添加物派」と「自然派」と分けられます。

スーパーなどで手に入る大量生産の食品には、様々な化学調味料や保存料、着色料など人工的に取り出した栄養素などが「危険」なので、それらのものを使わない「自然食品」が安全と思ってきました。

具体的にお世話になったのは、NPO「めだかの学校」や「ナチュラルハーモニー」でした。

しかし、彼らが「自然」「天然」「無添加」というものの中にも「危険」があった。それがどういった危険かというと、以下のようなものです。

〜以下こちらから引用〜

まず「天然・無添加・無農薬は安全の保証にはならない」。

例えば「天然の食品であれば 安心というところに潜んでいた大きな落とし穴」、これは健康食品の世界の話ですが、アマ メシバとかコンフリーの厚生労働省が出した通達からわかることは何かというと、アマメ シバというのは、インドネシアとかマレーシアでは今でも日常的に野菜として食べられて いるんです。ところが、これは台湾に入ったらダイエット効果があると評判になったんで す。そこで、非常にたくさん食べる人が出たんです。

どういうふうにして食べたかという と、野菜だけで毎日食べるのは大変なものですから、ここが健康食品でも本当に皆さん注 意していただきたいんですけれど、錠剤とかカプセルになると、たくさん食べられるんで す。1日150グラムぐらい毎日食べる。

そうすると、本当に痩せるんです。ああ、すば らしいということになるんですが、このダイエットの健康食品の怖いのは、やせ始めてく ると大体もう体がえらいんです、体が何か障害が起こっていますから。だけど痩せること の方が嬉しくて、これぐらいはやっぱり痩せているんだから我慢しなきゃというふうに取 っているうちに、取り返しがつかなくなる人が出ると。それで、たくさん食べた人たちか ら、死者や肺移植をしなければならない人が出てきたんです。普通に食べられている天然 の野菜でも、食べ過ぎればとんでもないことになるんです。

〜引用終わり〜

つまり、アステルパームや着色料など人工的なものが「毒」であることは事実ですが、ジャガイモや米をはじめとするほとんどの野菜・作物にも「毒」が入っているということです。

成分はそれぞれなので、ご紹介した資料などでご覧ただくとして、とにかく健康を考えた時にはどれだけ摂取したかという「量」のことを考えなければ、多くの判断を誤る事になると知りました。

〜以下こちらから引用〜

毒性を論ずるときに、最も大切なのが量の概念です。量を無視して無意味な恐怖心をあ おる行為が、一般の人には真の恐怖となります。例えば、ある市民公開講座の後の質問で、 「先生、グリシンには使用量の上限が決めていないそうですね」、これ、入れ知恵しそうな のはわかるんですが、「食品添加物なんて、危ない限りですよ」ってすごい勢いで言ってこ られたんです。

化学物質、これ、実は1人ではなくて、ある集団として来られました。安 部司先生の信仰宗教集団みたいな方だったんですが、化学物質を特定して、しかもその上 上限値まで問題にされている割に、科学的でない話をいろいろされるものですから、まさ にその、さっきのMSGなんていうのは、「あんなのは中華料理店症候群を起こす怖い神経 毒なんですよ」なんて、そんなことまでおっしゃるので、はあと思っていたんですが、ど うも話を聞いていると、その人たちってグリシンもグルタミン酸もアミノ酸で、自分の体の中にあるということをご存じなのかなというふうに思って聞いたら、まさに当たりで、 全然、「えっ、そんなMSGなんていうのは私たちの体の中にあるんですか」なんて、そこ から攻勢逆転したんですけれど、最初はすごい勢いでした。

中略

この記事のもとなんですが、「おにぎりで成長障害に」というのは、おにぎりの中に入っ ているグリシンが原因なんですよ。さっきの、あの練りウニと一緒ですよ、食塩が入って います。これ、食べたら不整脈が起こって、最後死ぬかもしれませんよ、本当ですよ。で も量が問題です。グリシンで、このおにぎりの品質保持剤として入っているグリシンの量 で、起こり得ないことです。まず、もしかして食べ過ぎたらよく寝れるようになるかもし れない。これが、まず始まることです。それを超えて、毎日何トンというおにぎりを食べ ればあれですけれども、それはおにぎりを食べる覚悟の方が大変です。

中略

皆さんはよく考えてい ただきたいのは、実は化学物質が少しでもあったら危ないということはないということ。 それは無作用量というのがあるんですが、なぜそういう量がどんな毒物にもあるかという と、我々の体の中には、そういうのを分解する酵素が全部備わっているんです。その酵素 が対応しきれない量まで化学物質が加えられると、初めて毒物として我々の体に作用して くるんです。

〜引用終わり〜

例えば、猛毒と言われる「ヒ素」は海の中(海水)に1キログラム当たり2マイクログラム(2μg=0.000002g=0.002mg)入っています。

同じように、水を大量に吸い込む、米(Rice)にもヒ素が入っています。

〜以下こちらから引用〜

玄米では、総ヒ素0.23 mg/kgに対して無機ヒ素は0.21 mg/kg、精米では、総ヒ素0.14 mg/kgに対して無機ヒ素は0.12 mg/kgであり、無機ヒ素の含量は海藻に比べると多くはないが、やはり主食として食べる機会が多いため、実態調査や研究などが盛んに行われている

〜引用終わり〜

ほとんど意味のないことなので、飛ばしていただいても構いませんが、1日あたり、どれほどのヒ素を摂取すると危険なのかを「玄米」を基準に試算してみます。

お米1合が約0.15kg(150g)で計算し、単純に10倍したお米10合が1.5kgで、そのなにはヒ素がおよそ「0.3mg」となります。

つまり、「玄米を10合食べるとヒ素が0.3mg」体に入ることになります。

さらに、こちらによると「ヒ素」の1日の摂取量許容量は0.063mgです。

例えばあなたが、1日に玄米1合を食べると、体内にヒ素が「0.03mg」摂取されます。

〜以下こちらから引用〜

ヒ素摂取量の目安として、JECFA(FAO/WHO合同食品添加物専門家会議)が定めたPTWI(暫定耐容週間摂取量);[無機ヒ素として15μg/kg体重/週]という値があります。PTWIは、一生涯摂取し続けても健康影響が現れないとされる体重1kgあたりの週間摂取量です。

日本の水道法で定められているヒ素の水質基準値0.01mg/LもPTWIを基に算出されており、諸外国の水質基準も同様の値です。水源によってはヒ素を含有するものもありますが、水道統計によると平成15年度における日本の水道水5739地点での測定結果において、基準値を超過したものはありませんでした。

〜引用終わり〜

ここで計算したのは玄米だけの数字で、そのほかにも様々なものの毒素を計算するとなると、膨大な時間が必要になることがわかります。

なので、このような計算をしてもしなくても、極端に偏った食生活をしない限り、ヒ素中毒にはならないということです。ですが、先ほどのように「サプリメント」によって、その許容量を簡単に上回ることも可能となってしまうという部分に注意が必要です。

自然食品、天然由来という言葉もまた危険で、自然栽培・食品系の業者の中には、「化学調味料」のことを、必要以上に「危険」だという人もいます。例えば「安部司」とか。

Wikipedia 安部司

この人は「食品の裏側 〜知れば怖くて食べられない〜」といったような、わかりやすいキャッチコピーで、化学物質の危険性をあおる内容の書籍をいくつも出版されている方ですが、そこで得た人気を利用して「資格商法」に関わり、利益を上げていることも噂されているようです。

これらの「毒性」を見分ける一つの基準としてある「リスト」の存在があります。

化学調味料、人工甘味料、合成保存料、合成着色料を「四大添加物」というそうですが、これらは「指定添加物」に分類され、使用基準を守れば危険性はないということで「安全性」が確認され「リスト」化されています。

このリストは40年以上「リスト」から外れるものがなく、何度検証を重ねても危険性の見出せないもの、と言われます。

反対に、自然栽培、天然由来、無添加、自然食品などに含まれる化学物質(そもそも天然成分の中にも化学物質は入っている)は「既存添加物」というくくりにリスト化され、その危険性などの調査がなされています。

そして、そのリストは、先ほどの「指定添加物」とは対照的に、毎年のようにリストの内容が変動していると言われています。

何が危険で何が危険ではないのかは「指定添加物」にリスト化されている化学物質の方が「安全」で、天然成分などの「既存添加物」の方が、不安要素が多いということを意味します。

「人工のものだから全て体に害がある」というのは思い込みで「天然の中にも当たり前に体に害になるものはある」ということを知らなければ、判断を見誤る可能性があります。

少し長くなりますが、以下のスライドと、講演内容の書き起こしに目を通しておくことをお勧めします。

参考資料:スライドPDF

講演内容:文字起こしPDF

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