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木村秋則や自然栽培は嘘か本当か。実践して見えてきた真実

私はこれまでに、自然栽培や、自然療法のようなもに関心を持ち、あれこれと試行錯誤してきました。

色々と知っていくと、自分がグルテンアレルギーなのではないか?糖を少なくすると実際に頭がさえるのではないか?肉は酸性だから摂取を控えると、体の調子がいい・・・などと、これまで知らなかったことを知り、ワクワクしながらその世界を突き進んでいました。

しかし、その実、実際にはコンビニなどで出来合いのものを食する習慣は続いていたのです。さらに、仕事やプライベートではストレスなどが重なり、30歳を超えてからアトピーを発症しました。

そして、当時得た知識や情報は、今でもいくつか為になったものはありますが、ほとんど実践はしていません。

今思うと、当時はあれをしてはいけない、これを食べてはいけない、と、いろいろなもので縛り上げられていて窮屈です。

それに比べると今は、いくつかの基本的なことを徹底して守っている以外は、何を食べてもいいというルールで生活しています。

そして、その方がはるかに健康的だと実感しています。

自然栽培とは何か、自然療法とは何か。木村秋則やキラ農法、ナチュラルハーモニー、若杉ばあちゃんの教え

念のため自然栽培について簡単にお伝えしますと、大きく分けて、現状の市場にでまわる農作物の栽培方法には、慣行栽培・有機栽培・その他という分類ができます。

その中で、その他に入るのが、自然栽培です。肥料として認定されているものを使わずに行うということが謳い文句で、自然本来の力を最大限に利用することが特徴です。

そのほかの慣行栽培や有機栽培は国が定めた基準により分類されるものです。

そして、自然栽培はほとんど、ライフスタイルまで規定する思想となるようなものでした。例えば「ヨモギを使ってキズを治す」とかです。

そこには、陰陽思想やヨガなどと通ずることが多々ありました。そして、もちろんその教義のようなものも、自然と身につけて行きます。

しかし、先ほどもお話ししたように、ライフスタイルまで規定するようなものでありながら、一向に生活はよくなりません。当時はわかりませんでしたが、今思うと勝手に満ち足りていると思い込んで生活していました。「自分はこれだけのことをやってるから大丈夫」と自分に暗示をかけているだけでした。

結論から言えば、自然栽培は完全に嘘だと思っています。あの方法は現実的ではないという、意味でです。そのことは、以下のことからも実証されているのではないかと思います。

〜以下こちらから引用〜

それでも、木村さんは講演会でも本でも無農薬・無施肥で奇跡のリンゴができていると豪語されているのだから、絶対にできる方法があるはずだと思っていました。

兎に角、本当の事を知りたい一心でいた時、ひょんな事から弘前市の木村さんにお会いしてお話を伺える機会に恵まれました。 しかも奇跡のりんごの畑を目の当たりにすれば、何かヒントを得る事ができるのでは…と期待に胸を膨らませていました。

しかし、畑で直接教えて貰える感じだったのですが期待とは裏腹に、木村さんの畑には入れず外から見るだけでした。 その上、人生を賭けた自然栽培への就農の道の果てにあったのは、疑惑に満ちた世界でした。

当時、木村さんの畑のりんごの実に被せてあった果実袋が私としては問題でした。 黄色い一重の「KMワックス」(小林製袋産業さんのマークがありました。)と書いてある袋でした。

〈KMワックスの果実袋〉 これはモモシンクイガ対策用に被せているらしく、これを被せないとりんごが全滅する恐れがあるらしいのです。 木村さんが使用している袋なら、当時、自然栽培へ転向しようと考えていた知人の果樹農家さんにとって参考になると思い、喜んですぐに連絡しました。

しかし、想像とは違い、その知人からは、その果実袋には(すす点病・すす班病・褐斑病対策に)殺菌剤の「キャプタン」と「TPNダコニール」という薬剤が処理されているからとても微妙だ…と少し落胆気味の声で返答がありました。 ただし、果実袋に関して農水の見解では「農業用資材」として見なされ、防除暦に書き込む必要は無い物だということです。

要するに、使用しても無農薬だと言っても良いということです。 それだけで無く、木村氏の畑の一角に使用した形跡のある「トモノールS」と言うマシン油乳剤の空き缶が置いてあると耳にしてしまい、密かに見に行ったら…無造作に置いてありました。(実際に使用しているところは見ていませんが…。)

これは、カイガラムシ対策の様です。 確か、木村式を勉強している果樹の人が、木村式自然栽培の勉強会で、食用油の廃油を使用すれば良いとか言われたとか言っていたのを思い出しました。 調べてみると、原材料は、鉱物油などを由来とする機械油、潤滑油です。

これには「農薬残留基準値」が設けられていません。理由は「人の健康を損なうおそれのない物として規定より除外されている」からだそうです。

有機の農家さんならトモノールSは有機農産物の日本農林規格(有機JAS)に適合する農薬なので、無農薬と言っても問題は全く無いのですが、自然栽培となるとイメージ上問題があると思います。

若い果樹農家の人とも交流がありますが、せめて「どうしても難しい状況になったら、生活の為に最小限の農薬を使う時がある…」などの告知をすべきではないでしょうか。

果樹は特にですが、人生を賭けて自然栽培農業に転身する人達の事を思うと…私なら良心の呵責に耐えられないのですが…。 それと、化学物質過敏症(これも原因は疑った方が良さそうですが…苦しんでいる人の症状は事実でしょうから、原因は別に?)の人には大丈夫なのでしょうか…

この病状の人は、些細な化学物質にもアレルギー症状を起こすそうですが… 患者さんの絶対数は多くないでしょうけど、木村式自然栽培なら食べられるそうです…。

自然栽培で新規就農する人達の中には、私の様にサラリーマン時代の嘘に疲れて、正直な仕事がしたいと思っている人も少なくないのが事実です。 農薬を使用する、しないという事が問題では無く、木村氏の場合は正直である事が肝要であると思います。

それなりの理由があれば納得すると思います。 そこを大事にして欲しかった。 果樹の場合は極低農薬でも十分素晴らしいことです。 農家にとっても消費者にとっても…。

りんごの慣行栽培は、青森は条例の縛りもあり、防除暦に沿って農薬散布しないと違反した作物になるのですが、これは防除過多であると立証できるのですから…。

色々調べていたら、2008年頃が最盛期で、この時期は袋を被せなくてもできたらしい…とか、毎年気候などは変化があるので、その度に対処しているらしい…とか。

今回の果実袋も私が見た時(年)だけ使用していたのかも知れません。 しかし、嘘をつく人はどこまでが本当で、どこまでが嘘なのか…もうどうでもよくなってしまいました。

〜引用終わり〜

しかし、わたしは、その中にも真実はあると思っています。だからこそ、ある程度までは人々の間に認められたのだと思うのです。

その中で、個人的に私が真実だという思うことをここに一度まとめてみたいと思います。

「自然栽培の玄米は腐らない」は真実。だけれども・・・

当時、自然栽培のお米を食べていて、そのお米はスーパーで市販されているお米とは違い、炊いて冷蔵庫に入れておいても腐ることはなく、発酵してお酒や酢に変化していく、ということを知りました。

そして、自分でも実際に確かめてみる為に、現在でもその当時炊いたお米を瓶に入れて保存していますが、これは確かに腐らずに発酵し続けています。

2014年2月14日から腐らないお米
2014年2月14日から腐らないお米
2014年2月14日から腐らないお米
2014年2月14日から腐らないお米

このお米匂いを嗅ぐと、まるで「生ハム」のような香りがします。

このように、肥料を入れないことで確かに生命力に溢れたものができるのはたしかです。

しかし、私の場合は、生活に見合っていないものだという部分がその失敗の原因だったと思っています。

基本的に自然栽培の商品は値段が高いです。

ですので、私には見合わない商品であると結論しています。そして、今の生活で実証されたように、そのようなものがなくてもほとんど風邪もひかず、体は健康そのものです。

以上のような理由から、事実を認めつつも不安や恐怖を植えつけられて、必要のないものを売りつけられていたというのが「自然栽培やナチュラルライフ」にたいする正直なところです。

サッカーチームの農園「グリーンプロジェクト」での3年目までのチャレンジ

これまでに、グリーンプロジェクトの活動で、基本的に肥料を使わずにやるということを基本方針としてきました。

(グリーンプロジェクトの活動をご存じない方はこちらから◯美しい6月の花。梅雨時期は草花の生育が旺盛です:グリーンプロジェクト ファームレポート 2017年6月22日

しかし「肥料や農薬を使わない」ということは、先ほどの証言でも言われているように、不可能な部分が多いようです。

そもそも、自然栽培の場合、その土地の土壌の回復を第一にします。そして、完全にその土地が回復するには最低10年かかると言われています。

もちろん、それを織り込み済みで、グリーンプロジェクトの活動をはじめましたし、実際に作物の栽培だけを活動内容にしているわけではありません。

これまでに、グリーンプロジェクトでは、色々とやってきましたが、基本的に月に2日の手入れでは栽培という部分においては、何もできないに等しいです。

当たり前ですが。

しかし、その中でもジャガイモは長期の手入れが不要であることを知ることができましたし、花を植えたり、手入れをしなくても毎年芽を出してくれる、多年草と言われる部類のものを重点的に増やしてきました。

ですので、耕作放棄地を利用して楽しむことはできますが、自然栽培をそもそも実践するというところに無理があり、どこまでも、その場所で必要なことをやるしかないと感じています。

自然栽培はただの理想に過ぎません。

しかし、私は、それを目指すのはバカだと言っているわけではありまん。

やってみないとわからないことを試して、知り、その中でできることを続けていくことしか私たちは何かを成し遂げることはできないと思っています。まるで、誰もが子育てというものに、戸惑い、その都度周りの助けをかりて、臨機応変に対処しているように。です。

自然栽培という方法に囚われずに、あくまで一つの考え方だという捉え方が必要なのだと感じています。人間の子供の成長がそうであるように、作物は、ひと苗ひと苗、完全に違った個性や傾向があります。

それをいかに掴んで最適な状態にしていくかが、作物栽培に限らず、全ての物事に共通するものだと思っています。

これからも、このような機会を与えられていることに感謝しつつ、楽しみながら、皆様に、何かを伝えられればと思っています。

 

グリーンプロジェクト 高橋

1 comment on “木村秋則や自然栽培は嘘か本当か。実践して見えてきた真実Add yours →

  1. 同感です。今、就労支援施設の事業所を開設し、ハンデのある方々と自然栽培をやり、その工賃(月1万5千円程度)を得ようというもので、彼女らは「訪問介護」をやっているのですが、農業は昨年からの「木村学校」に継続的に行ってます。
    農業コンサルで、100坪以上の家庭菜園を30年以上続けて来た私の「基本的な農業の常識」を彼女らは「木村先生は!」とことごとく否定します。
    1.労働計画、ハンデのある方々の農作業と、スタッフの労働を考えて労働計画を
    2.収支計画!脱窒含め畑が熟成するのは10年ほどかかる!4年目でもまだらな畑を覚悟し、しばらくはまともな収量は期待できない。特に冬の土壌凍結を避ける方策、シート・草マルチ・に雪を大量にしなければ「微生物」は死ぬ
    3.東京の「自然農法パーティ」では農産物の取り扱い店?があると言うが、北海道からの輸送料を考えると、高く売っても手元に残らない。
    4.農福連携(天皇陛下が視察)をやっている知人もあり、「もち麦」をやりたいというので大学の作物学(農福連携協議会)を紹介しましょうか?
    5.有機栽培は嫌、学問的には「木村先生」しか・・・・
    6.北海道で自然栽培やってた方が、全国、2泊3日、数十万の会費で「木村式」を教えてます。農業やめて・・・
    肝心の就労支援は?「どうやって利用者集める?」と遅々として進まず。
     3・4回お邪魔して話しましたが、就労支援なんかやらずに、自分らで「自然農法」の農家になればいい!
     要は木村先生を奉る「自然栽培パーティ」のリーダーの息子さんが障害を持ち、その就労の場としてパーティを
     自然栽培と就労支援はセットでなければならないのです。彼女らは
     私は農法に関わらず「農福連携」をライフワークにしてます。今後の対応を考えております。
     私は有機農法はもとより、慣行農業も肯定してます。(もう、危険な農薬は認められませんし、その検査もしっかりしております。)
     例えれば風邪引いているのに、そのまま出荷する野菜より
     出荷前に安全な風薬で風邪を治した野菜の方が、安心・安全だと
     知人(昔、農薬会社にいた方)農薬製法も飛躍的に優れたものになったいる。
     温暖化を始め、農家の減少、量より質を求める農法等で、人類の食糧危機が懸念される。安全な基準の食糧を増やさないと!
     あのラウンドアップが除草剤もう売れないので、種子法の廃止、種苗法品目の大幅追加で儲けようとしており、アメリカが後押し。日本では国会にも上程されず。自然農法の自家採取も出来なくなるのに、日本には固定種が無くなる。だって原種の殆どは、アメリカ買い集めて来たのだから
     科学的には分かるが、信者のうち、どれくらいhさん者が出て来るか?
     
     

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